小型ながらも宇宙戦艦並みの費用を投じたといわれる高性能宇宙船タートル号を操り、相棒のアーマロイド・レディと共に、宇宙を駆け巡るコブラ。左腕に仕込んであるのは、最強の武器・サイコガンだ。そんなコブラを、宇宙最大の犯罪組織・海賊ギルドが執拗につけ狙う。だが、コブラは、海賊ギルドの卑劣な罠をものともせず、美女たちを守って、壮大なスペース・アドベンチャーに挑む! タフで、優しくて、ダンディ。それがコブラの魅力なのだ!
 『スペースコブラ』の魅力といえば、まず挙げられるのが、コブラを取り巻く美女たちの存在だろう。コブラの相棒レディは、アーマロイドであるにもかかわらず、とてつもなくセクシィだ。さらには、コブラと行動を共にするジェーンたちネルソン3姉妹や、コブラを執拗に追いまわすスノウ・ゴリラ隊の隊長サンドラなど、敵も味方もナイスバディのセクシィな美女たちばかり。清純可憐なタイプから凶悪無比な悪女まで、まさによりどり見取りといったところだ。
 コブラの左腕に仕込まれたサイコガンは、これまでのSF作品に登場した武器の中でも絶品といえるものだが、他にも魅力的な武器が数多く登場する。コブラがクリスタルボーイと対決するときに使ったのは、旧式な銃弾タイプのパイソン77マグナム。サンドラの武器は、小型の雷を放出することができるサンダーガン。他にも、レーザー・カノンや連射ブラスターなど、アイディア豊かな武器の数々を見ているだけでも、十分に楽しむことができるのだ。
 身体の中が透けて見えるクリスタル・ボーイ。骨格標本のようなその姿は、コブラのライバルと呼ぶにふさわしい不気味さだが、表面のガラスがレーザー光線を屈折させ、レーザーガンでは絶対に倒せないという設定は、実に秀逸。また、コブラのサイコガンさえ跳ね返すターベージのエネルギー反射衛星など、SF的なアイディアに満ちたメカがいっぱいだ。さらに、舞台となる惑星も、西部の町を思わせるような星や砂漠の星など、豊かなバリエーションで楽しませてくれる。
『スペースコブラ』は、82年7月に公開された劇場用アニメ『SPACE ADVENTURE コブラ』に続いてテレビ放映された。劇場版では、コブラの声を松崎しげるが演じているが、テレビでは野沢那智が演じている。劇場版の監督は出崎統、作画監督は杉野昭夫。『あしたのジョー』や『宝島』など数多くの傑作を生み出したゴールデンコンビだ。この劇場版は、奥行き感を強調した「3−D立体方式」で制作され、大きな話題となった。
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