イギリスの郊外に引っ越してきたターナー家の子供達は砂の採掘場で奇妙な妖精・サミアどん(サミアド)と出会った。1日に1回だけ魔法で願いを叶えてくれるというサミアどんに、子供達は毎日のように色々なお願いするが、何故か決まって大騒動となってしまう。イギリスの児童文学作家イーディス・ネズビット原作の「砂の妖精と5人の子どもたち」を、芝山 努・望月智充・片淵須直など実力派スタッフが、オリジナル要素を大幅に加え、子供達と妖精の交流をコミカルかつ情味溢れるファンタジーに仕上げている。

 
第1話
妖精が出たドーン
第2話
魔法違いだドーン
(第1話)イギリスの郊外へ引っ越してきたターナー一家。シル、ロバート、ジェーンの三人は、新しい家と周囲に広がる自然に大興奮で、山の方へ飛び出していった。そこで三人は砂の妖精・サミアどんに出会った。サミアどんは一日一回どんな願いでも叶えてくれるという。喜んだ三人は、それぞれ願いを口にするのだが……。
(第2話)隣の家に住むアンを連れて、サミアどんを訪れたシルたち。可愛らしいアンの様子にすっかり参ってしまったサミアどんは、どんな願いでも叶えてやると言い出した。アンは、幼い頃に死別した母親にもう一度会いたいと願う。ところがサミアどんは何を勘違いしたのか、アンたちを貴族の子供に変えてしまう。
第3話
もてもてサミアドーン
第4話
蝶々になったドーン
(第3話)宇宙旅行に憧れるシルたちは、サミアどんに宇宙船を呼んでもらうことにした。すると本当に宇宙から円盤が飛来。中から宇宙人が現れた! が、その宇宙人はサミアどんを気に入り追い回し始める。その隙に円盤に潜入した子供たちは、でたらめにボタンを押したせいで宇宙に飛び出してしまう。サミアどんは円盤を呼び戻そうと奔走するが……。
(第4話)綺麗になりたいと願うジェーンは、サミアどんにお願いして蝶々にしてもらうことに。見事、蝶々になったジェーンは、庭を飛び回ったり花の蜜を吸おうとしたりと上機嫌。だが蝶になったジェーンを発見したハリーが新種の蝶々だと勘違い。ノーベル賞ものだと意気込んでジェーンを捕まえようと飛び出した。
第5話
人魚になったドーン
第6話
星のブローチだドーン
(第5話)川で釣りをして遊んでいたロバートは、シルが大事にしていたルアーを無くしてしまう。ルアーを見つけ出そうと、何度も川に潜るロバートを見かねて、サミアどんは魔法を使ってロバートを人魚に変えてやった。ところが自在に水中を泳ぎ回るロバートを見つけたハリーは、「人魚を捕まえる!」と釣り名人を引っ張り出してくる。
(第6話)宝石マニアの娘・ヘレンの自慢話に張り合って、「星のブローチを持っている」と嘘をついてしまったジェーン。サミアどんに泣きついて、魔法で「星のブローチ」を出してもらうことに。ヘレンの鼻を明かすことに成功したジェーンだが、今度はその宝石を欲しがるヘレンの母親に追われることになってしまう。
第7話
スリル!円盤だドーン
第8話
ロボットの子守りだドーン
(第7話)「UFOに乗りたい」と言い出したシルたち。サミアどんは、魔法を使ってUFOを出してあげることにした。しかし、UFOの形を知らないサミアどんが出したのは、丸い皿に羽根がついた奇妙な形の乗り物。ともあれ、空中飛行を楽しむ四人だったが、鷲に襲われてUFOの羽根が真っ二つに折れてしまう。
(第8話)大人たちが親戚の結婚式に出かけてしまって、留守番と子守を任せられたシルたち。慣れない家事と暴れん坊の末っ子のせいで、アンを含めた四人は疲労困憊。サミアどんに泣きついて、ロボットを出してもらうことにした。手際良く家事をこなし始めたロボットに子守を押し付けて、子供たちは外に遊びに行ってしまうが……。
第9話
世界一のパンだドーン
第10話
歯みがき嫌いだドーン
(第9話)学会から帰ってくる父親のために、パンを焼くことにしたアン。しかし、今までパンを作っても褒められた経験がないため、世界一のパン職人を呼び出してくれるようにサミアどんに頼み込む。ところが、世界一のパン職人が自信満々に焼き上げたパンを食べたサミアどんは、「タイヤの方がうまい」と投げ出してしまう。
(第10話)ロバートとジェーンはお菓子を食べても歯磨きをしない。見かねたアンの「何か食べたら歯ブラシが飛んでくればいいのに」という呟きを聞きつけて、サミアどんが魔法をかけてしまった。お菓子作りの名人・エミリーおばさんのお茶に呼ばれているシルたちは、歯ブラシをたんすに押し込んで、安心して出かけていったが……。
第11話
身がわりデートだドーン
第12話
退屈させないドーン
(第11話)上級学年で一番人気のあるマイクに、デートを申し込まれたアン。まんざらでもなさそうなアンの様子が気に入らないシルは、サミアどんにデートをぶち壊してくれるように頼む。翌朝、目が覚めたシルは、魔法でアンの姿になってしまっていた。シルはアンの代わりにデートに出かけ、アンのイメージを悪くしようと……。
(第12話)留守番を言いつけられ退屈でたまらないシルたちは、何か楽しいことをしてくれとサミアどんに頼む。サミアどんは一旦は断ったものの、子供たちの様子に見かね、結局魔法を使う。だが、魔法の手元が狂ってしまったせいで、家ではヤカンやナイフやベッドまでもが勝手に動き出し、子供たちの悲鳴が響きはじめた!
第13話
海賊退治だドーン
第14話
コワレモノ注意だドーン
(第13話)いつものように集まって、海賊ごっこをしていたシルたち。思うようにいかない海賊ごっこに苛立ったシルは「本物の海賊だったら、間単にやっつけてやる」と言い放ってしまう。それを聞いたサミアどんは、子供たちを本物の海賊船に送り込んでしまった。やっつけるどころか、あっけなく海賊に捕まってしまうシルたちだが……。
(第14話)せっかく美味しいクッキーを焼いたのに、全く相手にしてもらえないことに傷ついたアン。「女の子がとっても壊れやすいものだと見せつけてやりたい」と口走ったことで、サミアどんにガラスにされてしまった。日没までアンを隠しておこうとするシルたちだが、古道具屋のビルに、是非売ってほしいと言われてしまい……。
第15話
小さな雨雲だドーン
第16話
くまちゃんが行くドーン
(第15話)何日も雨が降らないせいで、町中が乾ききってしまった。庭の花を枯らしたくないジェーンは、サミアどんに雨を降らせてくれるように頼む。水が大の苦手のサミアどんは断固拒否するのだが、悲しむジェーンのために手の平サイズの雨雲を四人分だけ出してやることにした。ジェーンたちは小さな雨雲であちこちに水をまき始める。
(第16話)街のおもちゃ屋に出かけることになったシルたち。家から持ってきたクマのぬいぐるみが車から落ちたことをきっかけに、こっそりと隠れてついてきたサミアどんは、魔法をかけて動くようにしてしまう。動くクマと一緒に買い物を楽しむシルたちだったが、クマが急に逃げ出してしまった。子供たちは慌てて追いかけるのだが……。
第17話
名探偵だドーン
第18話
頭がよくなったドーン
(第17話)名探偵に憧れて、サミアどんに魔法をかけてくれるように頼んだシルとジェーン。古ぼけたハンチング帽をかぶった途端、イギリス中で有名な兄妹探偵「シル&ジェーン」になってしまった。早速警察から捜査の協力を依頼された二人は、助手のワトソン警部と共に、家宝「ヨークシャの涙」が盗まれたというゴールド家に向かう。
(第18話)サミアどんのところへ遊びに行く途中、爆発に遭遇したシルたち。爆発を起こした張本人ハリーは、「頭の悪いシルたちのために“頭のよくなる薬”を発明しているのだ」という。怒ったシルは、「オレが“頭のよくなる薬”を発明してやる!」と言い放つ。が、結局シルはサミアどんに泣きついて、薬を出してもらうのだが……
第19話
パパが遊んだドーン
第20話
絵本の中だドーン
(第19話)せっかくの休日にも、仕事だと言ってゴルフに出かけてしまうパパ。一緒に遊んでほしい子供たちは、パパに魔法をかけてくれとサミアどんに頼む。サミアどんは、パパの『子供心』を蘇らせる魔法をかけるのだが、強くかけすぎて、パパはすっかり子供に戻ってしまった。シルたちはわんぱくなパパに振り回されて……。
(第20話)『赤ずきん』が狼に食べられてしまう結末が気に入らないジェーンは、絵本の中に入ってストーリーを変えようと試みる。魔法で絵本に入り込んだジェーンは、何とか赤ずきんが狼に食べられないよう邪魔をするのだが、登場人物たちは猛反発。と、もめている間にジェーンの入り込んだ絵本が、犬に奪い逃げられサミアどんは大慌て!
第21話
買い物は楽しいドーン
第22話
ケチンボはきらいだドーン
(第21話)わがままを言ってママと買い物に行くチビに嫉妬したジェーン。「自分も小さければいいのに」という言葉を耳にしたサミアどんは、ジェーンを文字通り人形のような、小さいサイズに変えてしまう。見当違いの魔法に怒ったジェーンをなだめるため、サミアどんは小さいジェーンと一緒にデパートに出かけることにするが……。
(第22話)おもちゃを独り占めにして、全然貸してくれないシル。ケチな兄に困り果てたロバートとジェーンを見て、サミアどんはシルに魔法をかける。途端に気前がよくなったシルは、家中のおもちゃを掻き集め、子供たちに配り始めてしまった。魔法が解けたら後悔するだろう兄を、ロバートとジェーンは必死に止めるが……。
第23話
出た! サミ子だドーン
第24話
吸血鬼が出たドーン
(第23話)15回目の結婚記念日に、おめかしをして出かけていったパパとママ。いつまでも仲睦まじい二人に、子供たちは憧れを抱く。そこに現れたサミアどんは、自分が恋人のサミ子といかに仲睦まじかったかを切々と語る。いまいち信用できないシルたちは、魔法でサミ子を呼び出してくれるようにサミアどんに頼む。
(第24話)「伯爵家のパーティに参加した」というおばあちゃんの思い出話に心奪われたジェーンとアン。自分たちも素敵な伯爵とダンスをしてみたいと、サミアどんに頼み込む。パーティの迎えがやってくるかと、おめかしをして待っていたアンとジェーンの前に、一台の馬車が現れた。しかし、その馬車はドラキュラ伯爵のものだった!
第25話
犬の耳になったドーン
第26話
ラッタタのラッパだドーン
(第25話)サミアどんはターナー家の飼い犬カピにやたらと噛みつかれる。その原因を調べようと、ちょうどやって来たシルに魔法をかけた。犬の耳を持ち、犬の言葉を話せるようになったシルを連れて、サミアどんはカピと話をしようと出かけるが、シルは途中で出会ったブラッキーという犬と意気投合して、思わぬ方向へ行くことになる。
(第26話)チビの吹くラッパがうるさくて、ジェーンは算数の宿題に集中できない。「ラッパから出てくる音が踊りたくなるような音楽だったらいいのに」というジェーンの呟きを聞きつけて、サミアどんがラッパに魔法をかけた。吹けば周りにいる人間が勝手に踊り出してしまう魔法のラッパを持って、外へ出かけたジェーンだが……。
サミアどん
砂の妖精を意味する「サミアド」の名前を持つ、砂山に棲む不思議な生き物。一日に一回だけ魔法をかけることができるが、夕日が沈むとその魔法は解けてしまう。大好物はタイヤで、水を苦手としている。(声:川久保潔)
シル・ターナー
郊外に引っ越してきたばかりのターナー家の長男。腕白で、ワガママなところもあるが、いざとなると兄弟のリーダーとして勇敢な行動力を発揮する。(声:竹村拓)
ロバート・ターナー
のんびり屋のターナー家の次男。太めの体格のせいか運動は苦手だが、兄弟思いの優しい性格の持ち主。シルのワガママに振り回されることもしばしば。(声:青木和代)
ジェーン・ターナー
ターナー家の長女。ロマンチックな性格でかわいいものが大好きな女の子で将来の夢は美人になること。二人の兄がちやほやするアンをうらやましく思っている。(声:斎藤真理 )
アン・ホプキンス
ターナー家の隣に住むシルと同じ年のおませな少女。可愛らしい外見とは反対に活発で、時には大胆な行動をとることもある。シルがほのかな想いを寄せている。(声:麻上洋子)
【放送年】
1985年4月2日〜1986年2月4日
【原作】
E・ネスピット
【プロデューサー】
加藤俊三
【チーフディレクター】
小林治
【脚本】
多地映一、萩田寛子、金子裕、もとひら了、田部俊行、朝倉千筆、麻尾るみこ、他
【演出】
小林治、井内秀治、望月智充、本郷満、須田裕美子、他
【キャラクターデザイン】
芝山努
【作画監督】
河内日出夫
【音楽】
羽田健太郎
【キャスト】
サミアどん:川久保潔
シル:竹村拓
ロバート:青木和代
ジェーン:斎藤真理
アン:麻上洋子
ほか
【主題歌】
OP「瞬間はファンタジー」
(作詞:佐藤ありす 作曲・編曲:永沢朱里 歌:長山洋子) ED「ハーフムーンの気持ち」
(作詞:佐藤ありす 作曲:羽田健太郎 編曲:永沢朱里 歌:長山洋子)
(C)TMS
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