第40話
狼少女ジェーン
演出家・黒沼の厳しい指導のもと、マヤは『忘れられた荒野』の主役・狼少女ジェーンの役作りに励んでいた。ところが、この公演を主催する演劇事務所の社長が、なにかと意見の対立する黒沼を見限り、急きょ別の芝居『イサドラ』の上演を決定。そのため、黒沼の芝居は劣悪な稽古場や上演劇場を強要される。
第41話
野性の心
出演者の大半に去られ、演劇事務所の社長からは解雇を言い渡される黒沼。だが、『忘れられた荒野』上演の熱意はいささかも衰えず、素人たちを集めて稽古を再開する。マヤはこの芝居で賞を取って、紅天女候補の資格を得る決意を固めるが、黒沼はマヤのジェーンには“野生の心”が欠けていると指摘する。
第42話
芸術祭への賭け
ジェーンの野生の心を見出すために、マヤはたった1人で山の中を彷徨。獣のように泥まみれになりながら、ついにその真髄をつかむ。密かにマヤに肩入れする真澄は、次なる演劇『イサドラ』の打ち入りパーティでわざとマヤを挑発。演劇協会の関係者やマスコミ人の見ている前で、ジェーンを演じさせる。マヤは屈辱に打ちひしがれるが、その演技は意外な反響を呼んだ。
第43話
忘れられた荒野
いよいよ公演の初日。ところが大型台風が直撃し、交通機関がストップするほどの大雨となった。そのため、劇場にはまったく観客が訪れず、マヤたちは公演中止を覚悟して意気消沈する。そのとき、無人の客席に真澄が現れた。マヤたちは、たった一人の観客を前に、芝居の幕を開ける!
第44話
無限の舞台
『忘れられた荒野』は大評判となり、全日本演劇協会の審査員は、芸術祭への参加を再検討すると約束した。しかも黒沼は、同じ台本、同じ役者でありながら、上演期間中に演出を何度も変え、まったく違う芝居を展開して、観客を驚かせる。そして、芸術祭の発表の日がやって来た。果たしてマヤは、紅天女候補となり得るような賞を受賞することができるのか?
第45話
都会の星
マヤと亜弓、2人の主役候補を得て、『紅天女』は演劇協会の主導によって上演されることが決定。そこには、真澄の意向が反映されていた。真澄が執拗に『紅天女』にこだわるのは、冷酷な義父・英介に対する復讐の思いからだった。『紅天女』の上演が現実のものになった今、真澄の脳裏に、幼い日のつらい記憶が甦る……。
第46話
梅の谷へ
マヤと亜弓は、月影から紅天女の演技指導を直接受けるために、紅天女の故郷・梅の谷へと向かった。その地で、2人は月影から、紅天女を演じるためには「風・火・水・土の四つの要素を理解する必要がある」と申し渡される。そして、まずは自分の体で風を表現しろという課題が出された。
第47話
恋の炎
月影が2人に与えた次の課題は、火の演技だった。亜弓は赤い布を使い、炎のように激しく舞うことで火を表現する。マヤは偶然出会った速水英介の示唆によって、八百屋お七を演じることで恋の炎の激しさを表現。英介はかつて月影が同じ課題でお七を演じたことを知っていたのだった。さらに次の課題・水の表現に取り組むマヤは、雨の中を歩き回っているうちに真澄と出会う。
第48話
夢の一夜
マヤと真澄は、紅天女の伝説が描かれた社で雨宿りする。マヤは、真澄こそが「紫のバラの人」だと気づいていた。だが、真澄は決して自分からはそのことを言い出そうとはしなかった。寒さをしのぐために、小さな小屋の中で体を寄せ合ったマヤと真澄は、甘美であると同時に、それ以上には決して進めないつらい一夜を明かす。
第49話
魂の半身
病に倒れ、意識を失った月影の脳裏を、過去の思い出が走馬灯のように駆け巡った。戦災孤児だった月影は、月光座の座付き作家だった尾崎一蓮に拾われ、役者として育てられた。そして、一蓮が梅の谷の伝説をもとにして書き上げた『紅天女』の主役で大人気を博す。だが、速水英介が『紅天女』に惚れ込んだことから、月影と一蓮の悲劇が始まった!
第50話
女神の仮面
マヤの天性の才能に接して、絶望を感じた亜弓は、一度は梅の谷を去ろうとまで決意する。そんな亜弓の苦悩に気づかないマヤに、亜弓の怒りが爆発。2人は取っ組み合いのケンカを始め、互いに今まで相手に羨望の念を抱いていたという胸の内を明かす。泥にまみれ、激しく殴り合い、罵り合う2人だったが……。
第51話
紅天女
梅の谷において、月影による最後の『紅天女』の上演が始まった。自分の体に残された命の炎のすべてを燃焼させるようなその演技は、見る者たちを圧倒するすさまじさだった。芝居の終了と同時に、月影は姿を消す。必死に月影を探すマヤと亜弓に、源造が月影からのメッセージを伝える。2人の後継者に託された月影の思いとは……。
小林源造
月影千草の付き人。元は月影と同じ劇団の役者だったが、月影が女優を引退してからは、まるで家族のように親身になって月影の面倒をみてきた。月影を心の底から敬愛し、その身を案じている。
鷹宮紫織
速水真澄の婚約者。数多くの企業を経営する鷹宮グループの総帥の孫娘。体が弱く、世間知らずだが、その分、婚約者である真澄に対して熱い恋の炎を燃やす。
速水英介
真澄の義父。数多くの企業を経営しており、『紅天女』を自分のものにするために大都芸能を起こした。他人を一切信用せず、真澄に対しても息子への愛情のようなものはまったく示さない。
尾崎一蓮
月光座の座付き作家。戦災孤児だった月影を拾い、人気女優に育て上げた。妻子ある身ゆえに、月影に対しては女性としてではなく、あくまでも女優として愛情を注ぎ続けてきた。だが、速水英介によって破滅に追い込まれ、自殺する直前、月影の愛をついに受け入れる。
【放送年】
平成17年4月5日〜
平成18年3月28日
【原作】
美内すずえ
【監督】
浜津 守
【シリーズ構成】
佐伯俊道
【キャラクターデザイン】
平山 智
【美術監督】
吉原俊一郎
【音響監督】
なかのとおる
【キャスト】
北島マヤ:小林沙苗
姫川亜弓:矢島晶子
月影千草:藤田淑子
速水真澄:森川智之
小野寺一:大林隆介
ナレーション:中江真司
ほか
【音楽】
寺嶋民哉
【主題歌】
OP(#27〜51)「zero」(歌:幾田愛子)
ED(#40〜51)「Hello Hello」(歌:CORE OF SOUL)
(C)2005 美内すずえ・白泉社/ガラスの仮面製作委員会
全51話 |1-1314-2627-3940-最終話
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