第1話
千の仮面をもつ少女
母一人子一人の貧しい家庭に育ったマヤ。この少女の中に演劇の才能を見出したのは、往年の名女優・月影だった。だが、マヤ自身はまだ自分の才能に気づいていない。そんなある日、マヤはどうしても見たいと願っている舞台のチケットを手に入れるために、一日で百軒という過酷な出前に挑戦する!
第2話
ビビの仮面
初めて見た実際の舞台に夢中になったマヤは、演劇に興味を抱き、学校祭の芝居に出演することになった。ところが、マヤが演じるのは、みんなの笑い者になるビビという少女の役だった。月影は、演技とは役の気持ちになりきり、役の仮面をつけることだとアドバイスする。マヤが選び取ったビビの仮面とは……?
第3話
逃げた小鳥
劇団オンディーヌのレッスンを覗き見していたマヤは、練習生たちの企みによって、強引にパントマイムのレッスンに参加させられてしまう。マヤはなにもわからぬままに逃げた小鳥を探す演技を開始し、周囲の失笑を買う。だが、天才女優と謳われる亜弓だけは、その才能の恐ろしさに気づいた!
第4話
炎の階段
女優になることを決心したマヤは、家を出て、月影が創設した劇団つきかげの寄宿生となる。最初は、娘の才能が信じられず、強引に連れ戻そうとした母親だったが、月影が本気であることを悟り、娘を託す決意をする。だが、月影はそんな母親からの愛情のこもった手紙と荷物を燃やしてしまった!
第5話
限られたセリフ
レッスンを始めたマヤだが、他の練習生たちとは反応が違うため、みんなの笑い者になっていた。そんなとき、4つしかセリフが言えないエチュードが行われ、見学に来ていた亜弓がマヤの相手を務めることに。亜弓はわざとマヤを失敗させようと企むが、マヤは本能的な機転でそれを乗り越えようとする。
第6話
あたしのべス
劇団つきかげのお披露目公演が『若草物語』に決まり、マヤは三女のベスを演じることになった。だが、ベスの気持ちになりきることができず、どうしてもうまく演じられない。月影は、1週間ベスとして生活することをマヤに命じる。マヤは稽古にも出ず、編み物をしたり、ネコと遊んだりの生活を続けるが……。
第7話
紫のバラ
マヤは『若草物語』のクライマックスで、ベスが高熱に苦しめられる芝居がうまくできなくて悩んでいた。そのため、公園で一晩中冷たい雨に打たれ、ベスと同じ苦しみを味わおうとする。いよいよ本番が始まるが、マヤは40度近い高熱を発していた。朦朧としながらも、それでもマヤは舞台に立とうとする!
第8話
風の中を行く
『若草物語』は観客には大好評だったが、雑誌には酷評ばかりが掲載される。それは劇団つきかげをつぶそうとする真澄と小野寺の陰謀だった。さらに、月影に資金を提供していた青柳プロの社長とのスキャンダルまで書き立てられる。青柳は全日本演劇コンクールで3位以内に入賞しなければ資金提供を中止すると通告してきた。
第9話
新しい美登利
劇団つきかげと劇団オンディーヌの演目は同じ『たけくらべ』だった。亜弓が演じる主役の美登利を見たマヤは、完全に自信を喪失。月影は、そんなマヤを物置小屋に閉じ込め、亜弓に勝つためには新たなイメージの主役を作るしかないと語る。小屋の内と外で、マヤと月影との命がけの勝負ともいうべき壮絶な稽古が始まった!
第10話
たけくらべ 二人の美登利
亜弓は原作に描かれた通りの完璧な主役を演じ、観客を魅了した。だが、その次に演じられたマヤの主役は、今までにない新たな魅力で観客を引きつける。亜弓は短期間でここまで成長したマヤに、恐ろしさに似たものを感じていた。そして、審査の結果、東京代表に選ばれたのは……。
第11話
春の嵐
劇団つきかげのメンバーは、名古屋で行われる全国大会に参加した。ところが、小野寺の陰謀によって、大事な舞台装置が壊されてしまう。さらに、メンバーの乗ったトラックが山の中で足止めを食らい、マヤ以外の出演者は劇場入りできない状態に。この窮地に、マヤはたった1人で芝居をすることを決意する!
第12話
一人きりの舞台
マヤは1人きりで舞台に立ち、14人もの登場人物がいるはずの芝居をたった1人で演じきってみせた。マヤの熱演に観客は魅了され、劇団つきかげの舞台は大好評を博す。だが、小野寺は、つきかげの舞台が当初の予定とは違う1人芝居だったことを理由に、審査対象からはずすことを主張した。
第13話
あした草
青柳プロからの資金を絶たれ、劇団つきかげは解散した。マヤたちは古びたアパートで共同生活を始め、新たなる一歩を踏み出す。だが、マヤたちの演劇への情熱は薄れなかった。マヤは生活費を稼ぐため、テレビの端役を演じることになった。足の不自由な少女の役になりきるために、マヤは片足を縛って練習に励む。
北島マヤ
父親を早くに亡くし、母親と2人だけで貧乏な生活を送る13歳の少女。芝居のことになると途端に我を忘れて、夢中になってしまう。月影によって女優としての才能を見出されてからは、演劇への激しい情熱を燃え上がらせる。
月影千草
名作『紅天女』の主役として人気を博した往年の名女優。公演中に顔に傷を負い、女優を引退してからは、自分の代わりに『紅天女』を演じられる女優を探し続けていた。芝居のためなら、どんなに過酷なことも厭わない芝居の鬼。
姫川亜弓
劇団オンディーヌ所属の13歳の女優。人気女優を母に、人気映画監督を父に持ち、幼い頃から演技の才能を認められていた。自分の演技に絶対の自信を持っているが、本能で芝居をするマヤの恐ろしさにいち早く気づき、マヤをライバルとして認めている。
速水真澄
大手芸能プロダクション・大都芸能の社長秘書。現在は病気療養中の義父に代わって、社長代行を務めている。『紅天女』の上演権を月影から奪うために暗躍するが、同時に、マヤに心を引かれ、「紫のバラの人」として陰ながら応援している。
小野寺一
劇団オンディーヌの理事で、有名な演出家でもある。真澄と共に『紅天女』の上演権を狙っており、月影の妨害をするためなら、どんなに汚い手を使っても平気という卑劣な性格の持ち主。
【放送年】
平成17年4月5日〜
平成18年3月28日
【原作】
美内すずえ
【監督】
浜津 守
【シリーズ構成】
佐伯俊道
【キャラクターデザイン】
平山 智
【美術監督】
吉原俊一郎
【音響監督】
なかのとおる
【キャスト】
北島マヤ:小林沙苗
姫川亜弓:矢島晶子
月影千草:藤田淑子
速水真澄:森川智之
小野寺一:大林隆介
ナレーション:中江真司
ほか
【音楽】
寺嶋民哉
【主題歌】
OP(#1〜26)
「Promise」(歌:Candy)
ED(#1〜13)
「やさしいさよなら」(歌:愛名)
(C)2005 美内すずえ・白泉社/ガラスの仮面製作委員会
全51話 |1-1314-2627-3940-最終話
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