南フランスの農村で母親の愛情を一身に受け育った少年レミ。だが彼は捨て子だった。出稼ぎ先で負傷し、すさんでいた養父は、ある日、旅芸人一座にレミを売ってしまう。だが座長のビタリスはレミを実の子のように扱い、文字や音楽、そして”生きる”ことの尊さを教えていく……。H・マローの同名の名作児童文学を原作に、出崎統が映像化。一年間をかけた重厚かつ精緻なストーリー展開、丁寧な人物描写、本格的な現地ロケにより描かれたフランスの風景など、日本テレビ開局25周年記念作品にふさわしい大作。
 
第40話
レミはイギリス人!
パリに到着し、養父ジェロームを探すレミとマチヤ。マチヤはかつての仲間を頼るが、それでもなかなか消息はつかめない。だが、ついに居場所を突き止め、ジェロームの帰りを待つレミだったが、帰ってきたジェロームは瀕死の重傷を負っていた。そのジェロームはレミにロンドンに行けと告げる……。
第41話
やっと会えたパパとママ
ジェロームの遺言に従い、ロンドンのガレー法律事務所を訪ねる二人。だが、本当の両親がいるとされる場所として連れられたのは貧民街で、そこで会わされたドリスコル夫妻はお世辞にも品のいい人物には見えなかった。解せないものを感じたマチヤは、レミが寝ている間に役場に行き戸籍を調べる。そこで分かった真実とは?
第42話
ドリスコルの正体
ドリスコル夫妻が偽者と知ったレミ達は、本当の親の情報が得られるまで、だまされたフリを続けることに。ロンドンの街に出た二人は、マチヤのかつてのサーカスでの仲間ボブに出会った。レミは自転車を借り、尾行していたドリスコルの手下を手玉に取る。そしてマチヤはドリスコルの腹心から、彼らの誘拐計画について聞き出す。
第43話
ミリガン家の紋章
レミを人質に本当の親から身代金を取ろうと画策するドリスコル一味。レミ達は一味の相談を盗み聞く。そしてレミの産着の紋章の存在を知った二人は、深夜に探索、その紋章を手に入れた。しかし、ドリスコルに見つかり、囚われてしまう。だが、レミは紋章が、あの白鳥号についていたものと同じであることを思い出す……。
第44話
母と子を結ぶ糸
ようやくレミはドリスコル一味から逃げ出した。だが、代わりにマチヤが捕まってしまう! レミはボブに助けを求め、マチヤの奪還計画を実行に移す。同じ頃、フランスのサンカンタンではアキャン家から預けられたパンジャマンと、白鳥号のミリガン夫人たちが出会い、レミの思い出話に花を咲かせていた……。
第45話
遠ざかる母
テームズ川を小船でさかのぼり、ミリガン家の館を目指すレミたち。だがドリスコル一味の追っ手がそこまで迫っていた。激しい攻防となり、気を失って熱を出したマチヤの介抱のため、ボブは彼をホテルに連れて帰る。一方、レミはミリガン家で召使をしていたという老人にかくまわれるが、ついにドリスコルに捕まってしまった。
第46話
絶望の中で…
再びドリスコルの手に落ちたレミ。だが、それも束の間、一味は警察に逮捕された。喜んだレミだったが、エイムズ警部はレミも犯罪に加担したと信じて疑わず、執拗な尋問を繰り返す。ドリスコルまでもレミが自分の子供であると嘘の供述を始めてしまう。その頃、フランスではミリガン夫人の一行がリーズと出会っていた……。
第47話
決死のダイビング
エイムズ警部と列車に乗って、少年刑務所に送られることになったレミ。マチヤとボブは走行中の列車からレミを飛び降りさせるという脱出計画を立てる。見事に脱出を果たしたレミ達をフランスに出航させるため、一行はサーカス団の馬車に偽装して、警察の非常線を突破しようとするが……。
第48話
嵐の英仏海峡
リトルハンプトンの港に着いた一行は、ボブの友人アンディの船で英仏海峡を渡ることに。世話になったボブと別れ、船は出港する。だが嵐が近づき、海は大シケ。おまけにアンディの助手を務めるホートンの愛想のなさに、マチヤは敵意をむき出しにする。そして、波に呑まれそうになる船の中でレミの見た幻は……。
第49話
二人の母
フランスに着いたレミとマチヤは、パンジャマンと再会。ミリガン夫人達がバルブラン・ママのいるシャバノン村に向かったと聞く。すぐにも飛んで行きたい二人だが、あいにく旅費が無い。汽車賃を稼ぐため、二人はサンカンタンのおじさんのリンゴ園で働き始める。一方、シャバノン村ではレミの二人の母が顔を合わせていた……。
第50話
はじめての言葉…レミ!
ミリガン夫人と一足違いでシャバノン村に着き、バルブラン・ママと再会したレミとマチヤ。乳牛のルーセットの出産に立ち会ってから、ミリガン夫人の向かったスイスのジュネーブを目指す。そこでは、ミリガン夫人がリーズの声を取り戻そうと懸命の努力を続けていた……。
第51話
新たな旅立ち
ついに本当の母と弟に再会したレミ。ミリガン夫人はレミはもちろん、マチヤまでもレミの兄弟として迎え入れてくれる。だが、二人は何不自由ない暮らしに何か物足りないものを感じ始めていた……。
ドリスコル
レミの父親になりすましてミリガン家から大金をせしめようと企む悪党。普段から手下を使って盗みを働いている。幼い頃のレミをパリに捨てた張本人。
ローラ
ドリスコルの妻。レミの前では、優しい母を演じていたが、本当は欲深い性悪女。猿が大嫌いで、ジョリクールに悩まされる。
エイムズ警部
レミがドリスコルの息子であり、悪事を手伝っていたと信じて疑わない頑固なロンドン警視庁の警部。レミを列車で少年刑務所に護送する。
ボブ
かつてパリのサーカスでマチアと一緒に芸をしていた自転車乗りの名人。ロンドンの街並みでマチアと再会し、親身になってレミたちの親探しの手助けをする。
アンディ
ボブの旧友で「日食号」を操って英仏海峡で運送業を営む船長。友人の頼みとあれば嵐の中、危険も省みずにレミをフランスに運ぶという男らしさを持つ。
ホートン
アンディの助手。愛想はないが、仕事はキッチリとこなすクールな海の男。オウムのパトリシアとはいいコンビ。
【放送年】
昭和52年10月2日〜昭和53年10月1日
【原作】
エクトール・アンリ・マロー
【総監督】
出崎統
【脚本】
山崎晴哉、伊東恒久、杉江慧子
【作画監督】
杉野昭夫
【美術監督】
小林七郎
【演出】
竹内啓雄、高屋敷英夫、さきまくら
【文芸担当】
小野田博之
【画面設定】
大橋学
【撮影監督】
高橋宏固
【録音監督】
山田悦司
【プロデューサー】
武井英彦、山崎敬之
【キャスト】
レミ:菅谷政子
ビタリス:近藤洋介
バルブラン・ママ:鈴木弘子
ジェローム:青野武
ミリガン夫人:武藤礼子
アーサー:山本嘉子
マチヤ:小原乃梨子
リーズ・アキャン:高坂真琴
語り手:宇野重吉
ほか
【音楽】
渡辺岳夫
【主題歌】
OP「さあ歩きはじめよう」(歌:沢田亜矢子)
ED「はらぺこマーチ」(歌:沢田亜矢子)
(C)TMS
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