謎の美女アスカ・蘭により不動ジュンはデビルマンとして覚醒する。人を超越した力を得た彼女は、人が変貌した化物・ビーストを狩る役目を負わされてしまう。突然、異形の存在となった己に苦悩するジュン。しかし、そんな想いとは裏腹に、ひとたびデビルマンに変身すると彼女の“獣”が目覚め、歓喜と共にビーストに向かっていく……。『吸血姫美夕』の平野俊貴が監督をつとめ、永井豪の原作を大胆にアレンジ、ホラーや官能的な要素を織り交ぜつつ、人類の種としての限界、人の業などをテーマに重厚な物語を描いている。
 
第1話
美貌のモデル・不動ジュンの前に現れた謎の女・アスカ蘭。アスカに倉庫に閉じこめられたジュンは、暗闇の中、荒々しい怪物の姿に変貌を遂げていく男の姿を目にする。恐怖のあまり泣き叫ぶジュンだが、彼女の肉体にも変化が現れ始めていた。ついにジュンの内なる“獣”が覚醒し、悪魔のごとき力を持った「デビルマン」が出現した!
第2話
デビルマンとなったジュンは、ビーストを切り裂き咆吼した……。翌日、自宅で目覚めたジュンは、闘いの記憶にさいなまれる。しかしジュンの前に再び現れたアスカは、ビーストハンターとしてのジュンの過酷な運命を語る。ジュンは混乱しながらも、アスカに導かれるままにあるバーへと足を運んだ。不穏な暗闇の中でジュンが見たものは、折り重なる幾多の死体とおぞましいビーストの姿だった。
第3話
突然、ジュンの前に現れた謎の少年サトルは「何故、同胞を殺すのか?」と問い詰める。困惑するジュンに「恋人を殺す」と告げ、姿を消した。和美の危機を察したジュンは彼女のもとに急ぐ。しかし、ジュンが見たのは惨殺された和美の両親と、そして恐怖に絶叫する和美に今まさにビーストが襲いかかろうとするところだった。その瞬間、ジュンの内を今までにない凶悪な感情が貫いた!
第4話
闘いで力尽きたジュンが、目を覚ますと自衛隊の市ヶ谷駐屯地の一室で治療を受けていた。自衛隊の参謀は、ジュンの任務が超国家的なものであると語り、ジュンは命令を拒むことも出来ない事実を知る。再びジュンはアスカに呼び出され、色仕掛けで男を惑わして食らい欲望のまま巨大化する植物ビーストのもとに赴く。高圧的なアスカの言葉に反駁しながらも、ジュンは自らの使命を受け入れ、デビルマンに変身する。
第5話
アスカが告げたビースト因子保有者はジュンの高校時代の同級生、黒崎あおいだった。かつて、あおいに迫られ、その口づけを受けながらも彼女を拒んでしまった思い出がジュンの脳裏をよぎる。複雑な心境で再会したジュンだったが、水泳インストラクターとなっていたあおいは、今も変わぬジュンへの想いを口にしながら、鮫のビーストへと変貌を遂げてしまう……。
第6話
ジュンはモデルの紺野ひとみからロザリオをプレゼントされた。ひとみの視線が気になっていたジュンは、好感を抱き彼女のマンションを訪れる。だが、出された紅茶に口をつけた途端、ジュンは意識を失ってしまう……。気がつくとジュンは一糸まとわぬ姿でベッドに縛られ、ひとみの甘美な愛撫を受けていた……。
第7話
深い霧にたちこめる東京。ビースト・エアリアルを追う中、ジュンは幼い頃に祖父から聞いた「霧の夜に出現する死神」の話が思い出していた。幼いジュンはその話を聞き、死神を怖がるどころか見てみたいと感じていた……。そして濃霧の中、巨大化したエアリアルが再び出現、デビルマンと化したジュンの前に、死神の如き巨大な鎌を振りかざした!
第8話
テレビの生放送中にアナウンサーがビースト化する事件が発生した。テレビ局に急行したジュンは、「己こそ進化した者」であると言い放つ恐竜ビーストと対峙する。ジュンはその言葉に反発しながらも、ビースとの強さに苦戦を強いられてしまう。身動きがとれない絶対絶命の危機に瀕したジュンの前に、もう一人のデビルマンが現れる!
第9話
撮影現場でも家でも常に誰かの視線を感じるようになったジュンは、視線恐怖症と診断される。極度の不安に陥るジュンだが、自室の外に浮かぶ無数の眼球を目撃、それを追って遊園地にたどり着いた。しかし、デビルマン化したジュンに、ビースト・アルゴスから放たれた無数の眼球の視線がからみつく。その視線にデビルマンの姿に羞恥心を感じていたジュンは、立つことすらままならず倒れ込んでしまう。
第10話
団地の火災現場から奇跡的に救出された少女・レミ。しかし、全身にやけどを負いながらも驚異的な回復を見せるレミに、アスカはビースト因子保有者であることを確信する。やがて、レミは焚き火の記憶に導かれるように炎のビーストに変貌、ジュンと対峙する。しかしレミは、炎に包まれながらも迫るジュンに、焼死してしまった母親の面影を重ねていた……。
第11話
クリスマスイブで賑わうデパートのエレベーター内で4人の変死体が発見され、ジュン達は閉店後のデパートを訪れた。そしてジュンは研ぎ澄ました獣の感覚でビーストを屋上に追いつめる。しかし、さえない中年男の顔を持つビーストは、ジュンに自身の不運な境遇を語り始めた。彼もまた、人の意識を持ったままビースト化したデビルマンだったのだ。
第12話
いくら殺してもビーストは増え続ける……。自分の行為に疑問を感じ始めていたジュンの前に、彼女と同じデビルマンの能力を宿した男・ベイツが再び現れた。「僕達は欲望に忠実であればいい」と誘惑の言葉を放つベイツにジュンは抵抗を感じていた。そこにビースト出現の知らせが入り、ジュンは現場へ急行。巨大化したビーストに対抗してジュンもまた巨大化し闘うが、そのジュンの姿にベイツは嫉妬のまなざしを向けていた。
第13話
山中で発見された女性の縄の跡のついた変死体に、ビーストの存在を感じたジュン達は現地に赴いた。妖しい魅力を纏った美女・真名子に誘われるがまま、彼女の屋敷を訪れたジュンだったが、薬により眠らされる。荒縄で縛り吊るされた状態で目覚めたジュンが見たものは、下半身を淫らなビーストに変貌させた男と彼にしだれかかる真名子の淫靡な光景だった!
不動ジュン
22歳の美貌のモデル。おとなしい性格だったが、アスカによってデビルマンとして覚醒させられ、ビーストを狩る宿命を背負うことになる。共に暮らす和美を唯一の心の支えとしている。(声:岩男潤子)
デビルマンレディー
不動ジュンが、ビースト因子によって変身した姿。ジュンの潜在意識に眠っていたサディスティックな欲望が肥大化し、殺戮願望のままにビーストを攻撃する。飛行能力と、巨大化する能力を持つ。
アスカ蘭
H・A(人類同盟)の支局長として、ビースト殲滅のため、ジュンを覚醒させた。性格は、サディスティックで、目的のためならば手段を選ばない冷酷さがある。その素性は謎に包まれている。(声:嶋村薫)
滝浦和美
ジュンに憧れモデルになった高校生。両親をビーストに殺されたため、ジュンの部屋に身を寄せることになった。明るい性格だが、ジュンが何か隠していることで寂しさを感じている。(声:村井かずさ)
湯浅辰也
ジュンが所属するモデル事務所のマネージャー。ジュンを見守る心優しい男で、妻帯者でありながら、ジュンに秘めた想いを寄せている。(声:内田直哉)
前田清
アスカの部下でH.Aのメンバー。主にジュンをビースト出現現場へ送迎する任務などを行う。ジュンの運命に同情しながら、徐々にアスカへ不信感を抱くようになる。(声:山崎たくみ)
ジェイソン・ベイツ
アメリカから来日した生物兵器を研究している博士。ジュンに興味を持ち、人間の意志を持ったままビースト化できるジュンを称賛する。後に本能のままに生きろとジュンを誘惑する。(声:中尾隆聖)
【放送年】
平成10年10月10日〜平成11年5月8日
【原作】
永井豪
【監督】
平野俊貴
【シリーズ構成】
小中千昭
【キャラクターデザイン】
西岡忍
【メカニックデザイン】
石野聡
【モンスターデザイン協力】
丸山浩
【モンスターデザイン】
依田正彦
【脚本】
小中千昭、古怒田健志、村井さだゆき、長谷川圭一、赤星政尚
【絵コンテ】
平野俊貴、元永慶太郎、榎本明広、牧野滋人、大庭秀昭 ほか
【美術監督】
古賀徹
【撮影監督】
池上元秋
【音響監督】
小林克良
【企画協力】
団龍彦、徳原八州
【プロデューサー】
尾崎穏通、諸冨洋史、堀尾裕樹
【キャスト】
不動ジュン:岩男潤子
アスカ蘭:嶋村薫
滝浦和美:村井かずさ
湯浅辰也:内田直哉
前田清:山崎たくみ
ジェイソン・ベイツ:中尾隆聖
ほか
【音楽】
渡辺俊幸
【音楽プロデューサー】
藤井秀行
【主題歌】
OP「デビルマンレディーメインテーマ」(歌:東京混声合唱団)
ED(#1〜17、25、26)「REBIRTH 〜女神転生〜」(歌:田村ゆかり)
(C)永井豪/ダイナミック企画・デビルマンレディー製作委員会
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