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毎回違いますが、原作があって、それをアレンジすればいいだけのものと、オリジナルで作った方がいい話もある。この作品に関しては、モチーフの魅力がまず先にあります。例えば僕が脚色した「帷子辻」は「帷子辻」という場所に起こる怪、そのこと自体が魅力。妖怪という原型があって、それを京極風にアレンジしたものが原作にある。それを受けて、じゃあ同じ味付けにするか、それともこちら(アニメ側)のアレンジにするか、その料理の仕方ですよね。だから、元の料理の味が美味しいだけに、そのどの部分を取ってくるか、どの部分を外すかの取捨選択の部分と、30分の中での辻褄合わせの両方やらなければならないので、そこが非常に難しい作業です。
もう一段階先で考えなきゃいけないのが、恐さの描写ですよね。これは監督とも相談してやっていることなんですが、やっぱり、「怪異」「妖しい雰囲気」そういったものは見せたい。じゃあ、ショッキングなシーンを連続してやればいいのかということでもない。ジワっとくる恐さもなければいけないし、そこにまた人間の心理的な恐さも入ってなきゃいけない。そういったものを、今回は突き詰めていきましょうと。原作はミステリー構造だから謎解きがキーになっている。それに我々アニメスタッフはもう少し違った魅力として、そのホラー的要素を味付けしていく。実際に原作では「怪異」というのは何も無い。この世に不思議なことは何もない世界。でも、そこはアニメーションの魅力として、怪異が実際に起こっているような描写も入れていきましょう、と。後半は怪異よりやや謎解きに傾くのですが、終盤に向けての方向性や伏線のはり方をライターみんなで相談してやりました。
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