<帰ってきた246の制作講座 その1「協会便」>
現在、日本のアニメーション業界ではTVシリーズ、劇場作品を問わず、スケジュールの遅れなどからすべての作業を国内で行うには人手が足りない為、一部の作業を海外の制作会社、主にアジア(韓国、中国、フィリピンなど)に発注しています。作業内容は「動画」「仕上」「背景」などが主に多いのですが、最近では作業システムのデジタル化に伴い「撮影」まで発注している作品もあるようです。
というわけで日本の数多くの作品が海外発注しているのですが、当然これだけ作品数が多いと発注の際に送る「原画」や「レイアウト」など素材の荷物の量も膨大になります。そこで制作会社同士が海外に発注する荷物を持ちよって、順番に各会社の代表がそれを持って発注先の国へ飛ぶ「協会便(海外便)」というシステムができたのです。
ちなみに我が東京ムービーは韓国の制作会社に仕事を発注しているので、韓国便の協会に入っています。同じ協会には他に「マッドハウス」や「スタジオぴえろ」「グループタック」などが加盟しています。そして他にもいくつか協会があり、ほぼ毎日どこかのアニメ会社の代表が海外を行ったり来たりしているのです。 |