コナンファンの皆さん、新年明けましておめでとうございます。
2002年も引き続き、プロデューサー"246"を追い掛け、制作情報やマル秘の裏話を皆さんにお届けしていきます。本年もよろしくお願い致します。

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編集部
246!明けましておめでとうございます。今年もこのコーナーよろしくお願いしますよ。新年一回目ですからね、気合い入れていきましょう。
では早速お聞きします。お正月休みはいかがでしたか?

246
(ガクッ)気合い入れてなんて言うもんだからどんな質問かと思ったら・・・(笑)。

編集部
いいじゃないですか、年初めなんですから。

246
一応例年通り、長野の実家に帰省してましたよ。今年の正月は本当にゆったりしていたなあ。地元の友達と飲みにいったりもしたけど、ほとんど家でゴロゴロ寝正月してたからね。

編集部
久々じゃないですか?そんなにのんびりしたのって。

246
そうだね。去年までは「劇場コナン」やってたから休みっていってもどこか気を抜けなかったんだけど、今年はそれが無いからね。

編集部
でも年末は忙しかったんでしょ?ウチの忘年会もあったりして。

246
確かに「2HSP」の追い込みがあって12月はバタバタしてたけど、それもクリスマスの前には終ったからね。最後に大変だったのはやっぱりウチの忘年会かな。なんせお客さん1000人超えたんでしょ?

編集部
そうなんですよ。我が東京ムービーの忘年会(謝恩パーティー)もついに大台にいきましたよ。会場から人が溢れてましたからね、ほんとに凄い状態でしたよね。

246
接客で動き回っていたんだけど、途中で身動きとれなくなりそうだったからね(笑)。

編集部
それにしても今年もまた豪華な顔ぶれでしたよね。「コナン」役の高山みなみさんをはじめ、ウチの作品に出演して頂いている多数の役者さん、それに忙しい中今年も原作者の青山先生も来てくださいましたしね。

246
青山先生っていえば今年も先生直筆のコナンのイラスト入りサイン色紙が抽選会のプレゼントになってたけど、先生本人は「ルパン三世」のモンキーパンチ先生から直筆のルパンの色紙を頂き大喜びしていたね。あの時ばかりは青山先生もタダのファンって感じだったね(笑)。

青山剛昌先生(左)とモンキーパンチ先生(右)の貴重なツーショット。モンキー先生に「ルパン」を描いて頂いてかなりうれしそうな青山先生でした。
編集部
青山先生にモンキーパンチ先生、凄いツーショットですよね。まさにウチの忘年会ならではの顔ぶれですよね。ところで246の吉岡スタジオは一次会のあとはどうだったんですか?コナンやARMS(アームズ)のスタッフや役者さんがたくさん来てましたから、二次会、三次会まで盛り上がったんじゃないですか?

246
それはもう!!役者さんも結構遅い時間まで残ってくれてたからね。俺なんか「阿笠博士」役の緒方賢一さんから面白い話たくさん聞けてすごく楽しかったよ。それで結局最後はいつもの様に朝まで(笑)。

編集部
それはそれはご苦労様でした(笑)。話は変わるけど、年末忙しいっていえば246韓国に出張してましたよね?

246
ああ、久々に「協会便」の仕事でね。

編集部
「協会便」っていっても多分皆さんわからないでしょうから説明して下さい。

246
わかりました。久々に制作講座でご説明しましょうか。

<帰ってきた246の制作講座  その1「協会便」>
現在、日本のアニメーション業界ではTVシリーズ、劇場作品を問わず、スケジュールの遅れなどからすべての作業を国内で行うには人手が足りない為、一部の作業を海外の制作会社、主にアジア(韓国、中国、フィリピンなど)に発注しています。作業内容は「動画」「仕上」「背景」などが主に多いのですが、最近では作業システムのデジタル化に伴い「撮影」まで発注している作品もあるようです。
というわけで日本の数多くの作品が海外発注しているのですが、当然これだけ作品数が多いと発注の際に送る「原画」や「レイアウト」など素材の荷物の量も膨大になります。そこで制作会社同士が海外に発注する荷物を持ちよって、順番に各会社の代表がそれを持って発注先の国へ飛ぶ「協会便(海外便)」というシステムができたのです。
ちなみに我が東京ムービーは韓国の制作会社に仕事を発注しているので、韓国便の協会に入っています。同じ協会には他に「マッドハウス」や「スタジオぴえろ」「グループタック」などが加盟しています。そして他にもいくつか協会があり、ほぼ毎日どこかのアニメ会社の代表が海外を行ったり来たりしているのです。


編集部
なるほど、今や「協会便」はアニメ業界では切っては切れないシステムなんですね。でも何故今回は246が行くことになったんですか?

246
協会便で飛ぶ人は各社で様々ですが、やはり制作畑の人が多いみたいだね。我が社でもいつもはたいてい制作進行さんが行くんだけど、今回はウチの班みんな忙しくてちょうどその時比較的ヒマだった俺が行くことになったというわけ。

編集部
P(プロデューサー)で行くのってめずらしいんじゃないですか?

246
そうだね。俺も協会便で飛ぶのは制作進行だった時以来だからね。

編集部
それで具体的にどんな仕事するんですか?

246
さっき説明したとおり基本的にはその日送る各社の荷物を集めてそれを持って韓国に飛び、そして帰国の時今度は作業の終った素材を持って帰ってくるという、簡単にいって「アニメの運び屋」だね(笑)。

編集部
たしか日程は二泊三日でしたよね。韓国に着いてからは何をするんですか?

246
向こうの空港に着いて運んできた荷物を渡したらあとは韓国の制作会社の人が各社の発注先ごとに荷物の受渡しはやってくれるから基本的にはこれで仕事は終了。あとは帰りにまた作業上がりの荷物を運んで帰国するだけだからね。

編集部
じゃあ二日目なんかは丸一日自由なんですね。

246
まあね。今回は7年ぶりで久々の韓国だったから結構楽しんできちゃいました。デジカメで写真も撮ってきたからちょっとご紹介しましょうか。→写真ページへ

編集部
なんか写真だけ見るとほんとにただの観光旅行ですね(笑)。

246
いいじゃない、こういう時ぐらい。たまにはこういう息抜きも必要なの!!

編集部
まあ良しとしておきますか(笑)。さて韓国ネタはこれぐらいにしていよいよ今回の本題にいきましょう!

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