「天国のカウントダウン」の公開に先駆けて放送された特番「運命のカウントダウン」を見た人なら知っていると思うけど、今度の「2HSP」は「服部平次」が活躍する「大阪編」です。

それは楽しみですね。で、制作の方は順調に進んでるんですか?

それはもーバッチリ!!今現在は作画作業の後半に入ってますね。そして来月末には撮影UPの予定です。

かなり順調じゃないですか。

今年はスケジュール的にも劇場とぶつからないように早くから制作作業に入ったからね。それと内容的にも期待してもらっていいよ。何せ第6弾の劇場制作に先駆けて、絵コンテもこだま監督に描いてもらったからね。

すごいじゃないですか。それは期待大ですね。ところで「2HSP」といえば、今回もデジタルで制作してるんですか?

そうです。特に今回は"色"にこだわって作っています。

色ですか?

デジタルでの制作ではTVシリーズ(フィルム制作)との色合わせが毎回の課題だったんですが、今回は何度も調整を重ねてかなりいつものTVの色に近付けたと思います。これまでも色指定さんがフィルムの色に近付けようと試行錯誤してきたのですが、今回新しい方法で試してみたところうまくいったんですよ。簡単に説明しますと、通常のフィルム制作と同じようにセル画にセル絵の具で塗ったチャート(色見本)を背景をスキャンする撮影用のデジタルカメラで取り込んでデジタルデータに変換し、そのデータをテレビモニターで見た時フィルム制作と同じになるよう調整を重ねていったのです。っと口で言うのは簡単だけど、実際には何百色もある絵の具に合わせる為に一色一色微調整しなきゃいけない作業なんで、かなり時間もかかってるんですよ。

さすが246!!相変らずこだわって制作してるんですね。

一番最初にデジタルでコナンの「2HSP」やった時(96話「追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件」)も俺が担当したからね。なんとなくデジタルにはこだわっちゃうんだよ。それに年々劇場版でも使用カットが増えてきてるし、そろそろもう一度色について時間かけて調整しなきゃいけなかったんだよ。それで今回、TVシリーズや劇場版で仕上げや色指定を担当している「エムアイ」の皆さんとうちのデジタル部「T.D.I.」との協力で新しいコナンの「デジタルチャート」を作ったんだ。だから今度の劇場制作にもフィードバックされていくだろうね。

劇場制作から離れても、ちゃんと劇場のことも考えてるんですね。

基本的にはTVシリーズも2HSPも劇場版も作品に対する思い入れはいっしょだからね。このコーナーを始めた最初に言ったけど、やっぱりいつもチャレンジの精神なんだよ。

なるほど。とにかく246が担当する「2HSP」は大いに期待していいわけですね。

劇場に負けないように頑張って制作してますから是非期待して待ってて下さい。

じゃあそろそろ、このコーナーもしめましょうか?とにかく今回で「246が走る」もフィナーレです。編集部としては、映画化5周年を記念して劇場コナンのメーキングレポートとして立ち上げた企画でしたがアニメ&コナンファンの大きな指示を受けて、「アニメの制作講座」や「制作マンの熱意」といったかなり突っ込んだ内容になり、我々にとっても「勉強させられるコーナー」になったと思います。また制作に対する真剣な質問等も多数寄せられ、これからアニメ業界を目指す方にも少しはお役に立てたのではないでしょうか?映画も無事大ヒットしましたし、このコーナーも大成功だったと思います。

珍しく真面目な発言してるね(笑)。

そりゃあ最後ぐらい決めないとね。じゃー最後はやっぱり246がしめて下さい。ファンのみんなに最後のメッセージをお願いします。カッコよく決めて下さいよ(笑)。

皆さん、約一年にわたりこのコーナーにお付合い下さり誠にありがとうございました。たくさんの方からご意見や感想、質問等のメールを多数頂き、ファンの皆さんをみじかに感じながら仕事をすることができました。たくさんの応援メールをもらい劇場制作の苦しい時にはほんと励みになりました。おかげさまで劇場第5弾「天国へのカウントダウン」は過去最大のヒットになりました。多くのスタッフを代表して改めてここでお礼申し上げます。とりあえず劇場制作からは一旦離れることになりましたが上記のように今後も「名探偵コナン」には関わっていきますし、何よりこれからも「コナン」はTVシリーズや劇場以外にもたくさんの企画がめじろ押しですから、今まで以上の応援よろしくお願いします。そして個人的にも今「コナン」以外の新しい作品の企画も準備中ですので、皆さんにまた発表できる日を楽しみに頑張ってやっていこうと思います。

本当にありがとうございました。

246、お疲れさまでした。そういえば9月12日は246の誕生日でしたよね。おめでとうございます。たしか・・・?

31歳だよ。早いもんだね、また一つ年取っちゃった。

30歳という大台にのった時期を「劇場第5弾」に全て捧げたわけですね(笑)。

そうなるかな。いろんな意味で人生の記念碑的な作品になったね。ところで来月からはホームページどうするの?

それは来月のお楽しみ(笑)。

Copyright (C) 2001 TMS ENTERTAINMENT,LTD. All Rights Reserved.