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246さん!いよいよ制作作業の方もカウントダウンし始めました? 作業は順調に行ってます? |
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ヤ、ヤバ〜イヨ〜!!(叫び) |
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246? |
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原画が終わらない〜!!まだ×××CUTも残ってるー!!アレもやらなきゃいけないし、コッチもまだ…ワァ〜(叫び) |
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まぁまぁ、落ち着いて、落ち着いて。
…少し間。 |
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取り乱してすみません。毎年この時期になると…つい。
確かに作業状況的にはもう最終コーナーを回ったところですね。
「AR(=アフレコ)」「DB(=ダビング)」も今日中に行いますから。 |
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具体的なスケジュールは? |
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えーっと、3月頭にARを、続けて中旬にはDBを予定してます。
そして今月末には「初号試写」を行う予定です。 |
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いよいよ本当に「完成」間近って感じじゃないですか? |
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スケジュール的にはね。でも実際は、かなりの作業が残っているから、今が最大の山場ですね。
内容的にも、今までのシリーズで一番最高のアクションシーンを描いてますから。
スタッフも最後まで、1カット1カットこだわって作業しているんで、そう簡単には終わらないんですよ。 |
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なるほど。今回の劇場は相当スゴイ内容なんですね。 |
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そういうことです。 |
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スゴイといえば、今回デジタルを使うカットも多いんですよね。聞くところによると、「3D」も使っているとか? |
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ネタバレになるから詳しくは言えないけど、今回も効果的にデジタルカットを使っていますよ。
3DCGを使うのは「コナン」では初の試みですね。
このカットは「サンライズ(DID)」にお願いしました。 |
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「サンライズ」(ガンダムで有名な)ですか? |
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3D(デジタル)の技術がスバラシイですからね。 |
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じゃー、今回もう少し、「デジタル制作」について教えて下さいよ。
制作講座で! |
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「デジタル制作」
現在日本で制作されているアニメーションは、半分以上が「デジタル制作」に代わってきています。コナンでも2時間スペシャルで「フルデジタル」の制作にも挑戦しました。
一口に「デジタル」と言っても分からないと思いますので、簡単に説明しますと、今まで(アナログ)は「セル画」に色を塗って「フィルム」に撮影していた工程が、「デジタル」ではコンピュータ上で着色してコンピュータ上で撮影するといった工程になります。
つまり、「デジタル」では「セル画」と「フィルム」が存在しないのです。
「デジタル制作」にするメリットは、大きく3つあります。まず一つ目は、「仕上げ(=彩色)」の工程です。
「アナログ」では「動画」が上がった後、一枚一枚「トレスマシン」で「セル」に転写(=コピー)して裏から「セル用絵の具」で一色ずつ塗らなければならなかったので、ベテランの仕上げさんでも一日に塗れる枚数にはかなり限界がありました。しかし「デジタル」では、「動画」を「スキャナー」でコンピュータに取りこんだ後、そのままコンピュータのモニター上で「着色」していくので、「絵の具」のように乾くのを待つ必要もありませんから、スピーディーに仕上げの作業が出来ます。
コンピュータの操作さえ覚えれば比較的誰にでも仕上げの作業が出来るので、今までより少ない人数で大量のペイント作業ができる点が、最大の利点です。
二つ目は「撮影」です。
通常は「撮影台」の上に「セル画」と「背景」を重ねて、1コマずつ「カメラ」で「フィルム」に撮影していくのですが、この構造上、「セル画」の重ね枚数には限界がありました。ですが「デジタル」では、コンピュータ上で重ねていくので、理論的には何枚でも絵を重ねることができます。「セル画」では重ねる厚みの分、色も微妙に変わってしまいますが、「デジタル」では色が変わる心配もないわけです。
更にこの「撮影」という工程での最大のメリットが、「フィルム撮影」でできない「特殊効果」にあります。
具体的にどんな効果ができるかは割愛しますが、今まではできなかった数々の効果が可能になりました。「3DCG」と合成したりとその技術は今現在も進化中ですから、今後もっとスゴイ新しい映像が生み出されていくことでしょう。
三つ目は「現像」作業がいらないことです。
「フィルム」では撮影した後、通常の写真と同じく「現像」という作業が必要でしたが、「デジタル」では「編集」作業もコンピュータ上で行いますので、この分作業短縮できます。
「編集」もバラバラに撮影されたフィルムを1カットずつ順番につなぎ直さなければならなかったのが、「デジタル」ではコンピュータ上で並び替えができるので、この部分でも作業が早くできるのです。
「リテイク(=撮り直し)」の作業も、「フィルム」の場合撮影の度「現像」して「フィルム」の差し替えが必要ですが、「デジタル」ではコンピュータで簡単に差し替えができるので、ここでも作業効率を上げることができるのです。
このように「デジタル」にすることによって数々のメリットがあるのですが、決して完全ではありません。長年培われてきた「フィルム」による作業にもまだ数々のメリットがありますし、実際「フィルム」の撮影の方がよい「効果」も沢山あるのです。
ですが実情は上でも述べた様に、「デジタル化の波」は確実にアニメ業界にも押し寄せてきています。
ちなみにコナン劇場版では最終的に映画館でかけるため、「デジタルカット」も「フィルム」に変換しなければなりません。この作業は「キネコ」、もしくは「フィルムレコーディング」といって、「現像所」にお願いして行うものですが、これが通常の「フィルム現像」と違って時間もお金もかかるのです。
TV作品のような最終の納品形態がビデオの物では「デジタル」ではダイレクトにビデオに落とすだけで済みますが、劇場版ではそうはいきません。むしろ「デジタルカット」の方が、作業に時間がかかってしまうのです。それでも完成時の映像効果を上げるために、今回の第5弾でも多く「デジタルカット」を使用しています。どんな映像になっているかは、ぜひ、劇場で確かめて下さいネ。
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今回も講座、お疲れ様でした。 |
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「デジタル」だけじゃなく、通常の「フィルム」の「撮影」や「編集」のことも話したから、長くなっちゃいましたね。 |
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でもやっぱりこれからの時代は、「デジタル」なんですかね。 |
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そうですね。TVシリーズの作品は今後も更に「デジタル」になっていくでしょうし、映画も、実写作品も含めて、「フィルム」がいらない状況に変わっていくでしょうね。
実際「ハリウッド」の一部の作品で「フィルム」が使われていないそうですから。 |
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「制作」も「デジタル」に強くならないといけないですね。 |
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そうだね。
(ちなみに、コナン初の「フルデジタル作品」 96話『追いつめられた名探偵!連絡2大殺人事件』は、246が制作担当でした) |
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