横山光輝先生初の回顧展「横山光輝の世界」展が、神奈川県川崎市の川崎市民ミュージアムで開催されます。
回顧展の開催期間は、2006年11月18日(土)から1月8日(月・祝)まで。
横山先生は「鉄人28号」や「六神合体ゴッドマーズ」の原作でもおなじみの漫画家。
回顧展「横山光輝の世界」展では、「鉄人28号」をはじめ、原作原画や掲載誌など貴重な作品が数多く展示されます。
中でも注目は、11月25日(土)に行われる テレビ人形劇映画「伊賀の影丸」(由比小雪の巻・全10話 1964年放映)の上映(料金は別料金)です。
▼テレビ人形劇映画「伊賀の影丸」 11月25日(土) 13:30 16:00 ▼川崎市民ミュージアム 〒211-0052 神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内) ▼展示の観覧料 ●一般800円 ●学生500円 ●中学生以下、65歳以上 無料 ▼映像上映の料金 ●一般 600円 ●大学・高校生・シニア(65歳以上) 500円 ●小・中学生、市民ミュージアム友の会会員 400円 ●幼児、障害者手帳・身障者手帳・療育手帳をお持ちの方 およびその介助者1名、被爆者手帳をお持ちの方 無料 ※スカラチケット(10枚綴り回数券) |
●伊賀の影丸について「伊賀の影丸」は東映で松方弘樹主演の実写映画も作られましたが、この人形劇は1963年11月から1年間TBS系で放映されたもの(全52話)。 東京人形シネマと同時期に「ひょっこりひょうたん島」を生み出した、人形劇団ひとみ座が制作しました。 当時国産テレビ人形劇で主流だったVTR収録や生放送ではなく、フィルムで撮影されたテレビ映画として作られ、撮影・照明・編集面など映画的技法を駆使して人気を集めました。 長浜忠夫氏や大隅正秋氏ら初期の東京ムービー演出陣が参加し、「CAT'S EYE」の来生 泪(きすぎ ひとみ)役でおなじみの藤田淑子さん(当時中学生)が主役の影丸の声を担当しました。 「伊賀の影丸」を作るためにできたのがひとみ座の映画制作部門としてできた「東京人形シネマ」という会社で、同社は東京ムービーの前身ともいうべき存在。同時期 には「こがね丸」(原作巖谷小波、脚本を寺山修司氏らが担当)という別のスタッフによる人形劇もTBS系で放送されました。これら人形劇の成功が東京ムービーの第1作「ビッグX(エックス)」がTBSから放送されるきっかけとなっています。 ●横山光輝先生原作の東京ムービー作品![]() 「超電動ロボ鉄人28号FX」©光プロダクション・TMS 「鉄人28号」、「超電動ロボ鉄人28号FX」、「六神合体ゴッドマーズ」(原作タイトルは「マーズ」)が横山先生原作のアニメになった作品です。 「伊賀の影丸」は1961年から「週刊少年サンデー」で連載された人気忍者漫画です。2006年の今年は、連載45周年となります。連載当時は、子供たちに忍者ブームを巻き起こした名作です。 週刊少年サンデーは、1959年に創刊された小学館発行の雑誌です。「伊賀の影丸」の他にも、「オバケのQ太郎」、「柔道賛歌」、「名探偵コナン」、「史上最強の弟子ケンイチ」など多くの名作が生み出されています。 |
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