30数年前、大女優月影千草は、幻の名作『紅天女』の公演中、証明の落下事故により女優生命を断たれてしまう。月影は『紅天女』を引き継ぐものを探し続けていた。
 ある日、マヤに出会い隠れた才能を感じ、アプローチする。一方マヤも、演劇界の天才少女と呼ばれる姫川亜弓の舞台『白バラ夫人』を見て、大好きなお芝居に入り込んでいく。そして、女優への道を選んだ平凡な少女に転機が訪れる。

 月影千草は、『紅天女』を演じられる女優を自らが育てるため、劇団「つきかげ」を結成する。
 芝居を勉強するため、家を出たマヤを母が連れ戻しにくるが、マヤの決心は固く追い返してしまう。
 「つきかげ」初公演『若草物語』が決定し、マヤはベス役に抜擢される。しかし、まだまだ未熟なマヤには、役作りは難しく、ベス役も危うくなる。何とか役を取り戻したマヤだが、しょう紅熱で重体のベスが上手く演じることができなかった。雨に打たれ熱を出し、身をもって感覚を得たマヤ、高熱が引かぬまま公演初日を迎える。

 劇団「つきかげ」は、大都芸能の陰謀でマスコミにたたかれる。次々と退団する団員。スポンサーの青柳社長から全日本演劇コンクールで、優勝しなければ援助を打ち切ると宣告される。月影は演目を『たけくらべ』に決め、マヤを主役の美登利役に選んだ。
 ところが、劇団「オンディーヌ」も『たけくらべ』を選び、美登利役に姫川亜弓を抜擢した。亜弓の演じる美登利を見て、マヤは美登利を演じることができなくなってしまう。
 そしてコンクール、その結果は・・・


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