スキー場に建設された氷の美術館。その目玉として展示されている『雪の女王』はハインツのコレクションの一つ。像全体の重さは2トン。キャッツ・アイと言えども、運び出せる重さではない。しかし、ハインツの日記によると、当時台座は無く、後に取り付けたものらしい。ブロンズ像だけの重さだと100キロ程度、像だけなら何とか運び出せる。
 その夜は、麗華のバースデー・パーティー。そのおめでたい席で、キャッツ・カードが宙を舞い、キャッツ・アイからの予告状が届いた。
 『雪の女王』は麗華の1歳の誕生日に贈られた大切なプレゼント。麗華は自らの手で『雪の女王』を守ろうとあらゆる罠を仕掛ける。

 南太平洋に浮かぶ小さな島、ルナン島を本拠地とするパシフィック財団。パシフィック財団は外部との接触を一切持たない秘密組織であり、一歩でも島に立ち入れば攻撃を仕掛けてくる。そのパシフィック財団総統・海原が、ハインツ・コレクション『光の変奏曲』を所有しているらしい。しかし、島に侵入するのはかなり難しい。そこで、海原が欲しがっている『黄金の獅子像』を入手し、それを手土産に島へ乗り込む作戦だ。
 『黄金の獅子像』は、オリエント美術館で現在開催中の古代インカ帝国展示会に展示されている。まずは『黄金の獅子像』を頂きに上がり、ルナン島へ向かうキャッツ・アイ。
 瞳は海原への接近に成功し、財宝の保管場所が沈没船の中であるという情報をゲットした。そして待機していた泪と愛は『光の変奏曲』を探しに沈没船へ向かうのだが…。

 『黄金の獅子像』は偽物。そして、キャッツ・アイのことは密かに調査していた。もちろん『光の変奏曲』を狙っていることも…。全てが総統・海原によって仕組まれたものだった。海原の目的は、キャッツ・アイをおびき寄せ、アメリカ海軍の空母からレーザー攻撃用軍事衛星コントロールデータを盗み出させること。そして、世界を征服しようと企んでいた。
 泪と愛だけでなく、キャッツ・アイの情報を受けルナン島へやってきたトシまでもが人質となってしまい、瞳は仕方なく海原の命令に従う。しかし、空母に潜入した瞳は、ある作戦を考えていた。その作戦とは、軍事衛星の照準をルナン島にセットすることだった。

 ターゲットを手に入れ、瞳がオトリとなり二手に分かれた。しかし、待ち合わせの場所になかなか愛が来ない。やっと、現れた愛は、原因不明の記憶喪失になっていた。記憶の混乱で幼年期に戻ってしまい、泪をママ、トシをパパと思い込む愛。
 記憶を取り戻すキッカケになればと4人でドライブに出かけるが、次々に危険が襲いかかる。どうも、愛の記憶喪失と関係があるらしい。愛の命を狙う男達は、次期大統領候補のアルフレッド・ガルシアを狙うテロリスト。瞳と分かれた後、鉄橋にさしかかった所で、愛は爆弾を仕掛けるテロリストを偶然見てしまっていたのだ。
 トシの車を修理している間に、愛が消えてしまった。そして、テロリストは愛を断崖に追いつめた。

 ファッションデザイナー・三田英子が、日本では最初で最後のゴージャスなファッションショーを開催すると、記者会見を行った。彼女は自らのコレクションである宝石を、モデルにつけ披露するつもりなのだ。その宝石の中の一つ、ピンクパールの『ビーナスのためいき』を頂きに上がると、キャッツ・アイからの予告状が会見会場に舞込んだ。『ビーナスのためいき』を守るため、張り切る課長を中心に、犬鳴署が警備する事になった。
 そして、リサと称してモデルに変装した瞳は、『ビーナスのためいき』を身に纏う役を獲得した。しかし、浅谷はリサが瞳ではないかと疑いを持っていた。その浅谷に、瞳は愛との通信を聞かれてしまってのだ。

 キャッツ・アイの狙う絵画『午後の曳航』。しかし、何者かに先手を打たれてしまい、既に『午後の曳航』は行方不明。ハインツのコレクションだけに、ショックを隠し切れない瞳たちだが、愛は秘密兵器を取り出した。愛の製作した熱感知装置は、わずかに残る人間の体温を感知し、それをコンピュータで分析すると、そこに居た人間がわかるというのだ。
 その分析結果が示したのは、高級アスレチッククラブの経営者である伊達邦彦。そのクラブでは、美術品コレクターが多数集まり、世界中で盗まれた美術品の闇オークションが開かれていた。オークション会場の美術品保管庫は厚いコンクリートに覆われていて、登録された指紋との照合で開く仕組みになっている。そして、中には銃を持った警備員が2人と厳重な警備体制だ。密室の保管庫から『午後の曳航』を盗み出す事は可能なのか?

 怪盗スリム・サスペンスが日本に潜入した。港南美術館に展示中の150カラットのスタールビー『炎の薔薇』。スリムはこの宝石を狙っているらしい。
 課長からの連絡を受けた時、トシは瞳とデート中。仕方なく現場に急行するトシに、瞳は同行することにした。それも『炎の薔薇』がハインツのコレクションの一つだからだ。
 しかし、『炎の薔薇』はすでに盗まれていた。ショックを受け、一人飛び出す瞳の前に白いタキシードの男が現れた。その男がスリム・サスペンス。瞳の叫び声を聞き、駆けつけたトシの目の前で、スリムは瞳にキスを…。そしてスリムは、そのまま瞳をさらってしまった。なんとか『炎の薔薇』の在り処をつきとめ、手に入れようと、瞳はスリムと行動を共にする。行く先々で、トシへの「SOS Hitomi」のメッセージを残して…。そして、トシはメッセージを手がかりに、瞳の行方を追う。

 島津美術館のオープニングセレモニーで、紫水晶の『紫のオルフェ』が公開された。この見事な紫水晶がキャッツ・アイのターゲット。しかし、予告のキャッツ・カードを出したものの、警察が動く気配が全く無い。その上、美術館の警備体制もずさんな様だ。キャッツ・アイは、いつもと違う妙な雰囲気を感じながらも、美術館に潜入した。
 課長の提案で、キャッツ・アイの狙いそうな美術館を張り込んでいたトシと浅谷。偶然キャッツ・アイの姿を確認し、急いで美術館に踏み込んできた。だが、美術館の中でトシと浅谷を待っていたのは、キャッツ・アイではなく放されていたどう猛な虎だった。
 そして、次々とキャッツ・アイを襲う恐怖。それも、すべて館長・伊集院のたくらんだ復讐だったのだ。

 最近のトシの様子が少しおかしい。あげくのはて勤務中の居眠りで、キャッツ・アイと瞳がごっちゃになり、椅子から落ちる始末だ。見るに見かねた課長は、トシを呼び出し婚約を促す助言をする。そして、トシは瞳へのプロポーズを決意するのだった。
 バラの花束を抱え、プロポーズの言葉も心の準備も万端で、喫茶CAT‘S EYEにやって来たトシだが、その時瞳は作戦会議中。店番をしていた愛の言うことも聞かず、トシは瞳たちの居るリビングへのドアを開けてしまった。会議中の瞳、泪、永石は大慌て。もちろん、瞳がトシの大事な話に、耳を傾ける訳はなかった。そして、トシは「キャッツ・アイに一矢報いるまでは…。」とプロポーズを先送りにしてしまう。
 瞳へのプロポーズのため、キャッツ・アイ逮捕に向けて全力を注ぐトシは、キャッツ・アイの次なるターゲットに細工をし、脱出できないよう作戦をたてていた。

 トシはキャッツ・アイ逮捕に向け、以前に増し力を入れはじめた。それも、瞳との結婚のため。キャッツ・アイの正体を暴きアジトを突き止めなければ、彼女たちを捕まえることはできないと、盗まれた美術品のデータを分析する。キャッツ・アイの手に入れた美術品は、市場に出回っている気配はなく、美術品そのものが狙いと思われる。トシはその美術品には、何か重大な秘密があるのではないかと調べ始めた。そして、ハインツというドイツ人画家の作品に執着していることに気がつく。その上、ハインツは美術品コレクターだったということまで調べ上げてしまった。
 一歩一歩ハインツとキャッツ・アイの関係に近づいてきたトシ。キャッツ・アイはこの機会に絶好のターゲットに狙いを定めた。石黒美術館の絵画『百年の孤独』がこのターゲット。キャッツ・アイが『百年の孤独』をターゲットにした訳は?

 トシはハインツに関する調査を、ドイツ連邦海外秘密調査部に依頼していた。その報告によると、ハインツの生涯について知ることは不可能という答えだった。しかし、ハインツの過去の秘密が隠された作品があるという情報を手に入れた。『風』という絵の下にもう1枚、秘密の鍵となる絵が塗り込められているらしい。
 トシは『風』を探し出し、借り受けることに成功した。そして『風』を赤外線装置にかけ、塗り込められた絵を確認。その風景の場所を特定するため、日本全国自らの足で探しまわるのだった。
 ついに、風景画の場所を発見したトシ。ハインツらしき人物の情報を得る事に成功した。ハインツには娘がいる事、そして元ドイツ大使の入江と親しかったと言うことが判明。早速トシは、入江の所へ聞き込みに向かう。入江は、ハインツを良く知る人物。トシと入江の接触は、キャッツ・アイの危機!

 隠れたハインツ作品のコレクター、醍醐二郎が20年ぶりに帰国した。彼の所有するマーメイド号の船体には、ハインツの『人魚』が模写されている。コレクターの心理として『人魚』は船内にあるだろうと睨んだキャッツ・アイは、早速頂きに上がろうと計画する。
 トシたちは醍醐のハインツコレクションに目をつけ、船の周囲を監視する。そして、ダミーで警察をおびき寄せている間に、船内に潜り込んだキャッツ・アイだが、不覚にも醍醐の仕掛けた罠に捕まってしまった。
 窮地に追い込まれたキャッツ・アイに、醍醐は来生3姉妹の名前を呼びかける。驚く3人に、醍醐は今回の帰国の目的を告げた。醍醐は、キャッツ・アイが来生3姉妹と気づいた人物に頼まれ、キャッツ・アイに接触し、ヨーロッパに同行してもらうため帰国したと言う。その人物がハインツではないかと直感したキャッツ・アイは、ヨーロッパに行くことを決意した。

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