第25話 かた恋のメヌエット
 アメリカ従軍からフェルゼンが帰って来た。王妃には会わずに故郷へ帰るつもりだった。やはりアントワネットが心配でたまらない。しかし、国民の王室や貴族への不満が高まり出していることを知ると、黙ってはいられない。アントワネットの元へ戻るフェルゼンに、オスカルの心は揺れる。
 アントワネットは離宮からベルサイユ宮に戻るが、市民の不満はおさまらない。恋に終止符を打つ決意をしたオスカルは、初めてドレス姿で舞踏会へ。正体を明かさずフェルゼンとメヌエットを踊るのだった。

第26話 黒い騎士に会いたい!
 貴族だけを狙う義賊、黒い騎士。オスカルはそれを捕まえようとするが、同時に夜中に出歩くアンドレを疑う。そしてある舞踏会の夜、とうとう黒い騎士があらわれた。それを追ったオスカルは、パレ・ロワイヤルの近くで何者かに殴られ、何とか逃げたところをロザリーに助けられる。自分を疑うオスカルの気持ちを知るアンドレは、黒い騎士の扮装をして本物をおびき出す作戦を手伝う。そして、本物と対峙するが……。

第27話 たとえ光を失うとも…
 オスカルは黒い騎士を追いつめるが、アンドレの目を傷つけられ、取り逃がしてしまう。失明の危険があると医師に言われ、オスカルは単身パレ・ロワイヤルに乗り込む。だが逆に罠にはまり、捕まってしまう。帰って来ないオスカルを案じて、アンドレは黒い騎士の扮装でパレ・ロワイヤルへと忍び込む。策略を巡らし、無事にオスカルを救出、黒い騎士を捕まえるが、アンドレは左目の光を失う。だがオスカルは、黒い騎士を当局へは引き渡さないと決めるのだった。

第28話 アンドレ青いレモン
 王太子が病に倒れたのを、アントワネットは自分の不実のせいと考え、もうフェルゼンに会わないと神に誓う。フェルゼンは舞踏会で出会った貴婦人がオスカルだったと見抜くが、彼への思いに終止符を打ったオスカルは別れの言葉を口にする。一方、右目までかすみだしたアンドレは、その不安から、抑えていた想いを吐き出す。近衛をやめ男として生きる決意をしたオスカルに、「愛している」と告げるのだった。

第29話 歩き始めた人形
 より激しい勤務を求め、衛兵隊B中隊の隊長へと転属が決まったオスカル。「もう供はしなくていい」と言われたアンドレだが、オスカルを守れるのは自分だけだと、自らの意志で衛兵隊に入る。しかし、平民出身で荒くれ者ぞろいの隊員達は、貴族出身の女隊長を拒否する。オスカルは負けたら去るという約束をし、腕試しを申し出る。華麗な剣技で勝利しひとまず閲兵式は執り行われたが、歓迎されたわけではなかった。

第30話 おまえは光・俺は影
 テロリストが貴族を次々と暗殺する。オスカルは捕らえようとするが、衛兵隊員は女隊長の命令を聞こうとしない。おまけに貴族を嫌う隊員達は、アンドレを貴族の犬と蔑み、リンチにかける。一方、女性としての幸せを与えたいと、父ジャルジェ将軍とブイエ将軍はオスカルのためにベルサイユ中の貴公子を集めた舞踏会を開く。しかしオスカルは舞踏会に男装で出向き、結婚を拒否するのだった。

第31話 兵営に咲くリラの花
 パリ市中特別警戒の中、オスカル率いる衛兵隊はスペインのアルデロス公一家護衛の任務を命じられる。しかし、衛兵隊員の中にテロリストの仲間がおり、オスカルは危うく殺されそうになる。そして夜、テロリストはアルデロス公一家に迫るが、間一髪で駆けつけたオスカルの姿に、何もせずに逃げて行った。
 任務を無事に終了させた矢先、衛兵隊の銃がパリの古道具屋で売られていたのが発見され、隊員のラサールが憲兵隊に連れていかれてしまう……!

第32話 嵐のプレリュード
 オスカルがブイエ将軍へ口添えをして、ラサールは釈放された。班長アランの妹の結婚も決まり、ひととき幸せな空気が流れていた。将軍に礼を言うためパリへ向かうオスカルとアンドレ。だが、貴族の馬車は暴徒と化した民衆の標的になってしまう。偶然救出に来たフェルゼンに「私のアンドレが危ないんだ!」と叫ぶオスカル。隊に戻った二人は、休暇から戻らないアランを訪ね、男に裏切られた妹の死を知らされる。民衆の貧しさにオスカルは苦悩は深まるのだった……。

第33話 たそがれに弔鐘は鳴る
 民衆の不満と貧困は限界に達していた。病床の王太子ジョゼフに会いに行くオスカル。「あなたが好き」……王太子の精一杯の愛の告白にオスカルは微笑みを返す。一方、市民が待ち望んだ「三部会」が開かれるが、開会式で王妃のための拍手がおこらない。民衆の憎悪の対象が自分だと知り、アントワネットは王室と民衆との戦いの始まりを悟った。その矢先、ジョゼフが危篤におちいる。祈りは届かず、王太子はわずか7歳と8カ月の命を終えるのだった……。

第34話 今〃テニスコートの誓い〃
 三部会の話し合いは平行線をたどり、平民たちはついに国民議会を発足させる。オスカルの隊に三部会の入り口を閉鎖するよう命令が下る。閉め出された議員らはテニスコートに集まり、国を変えると誓いをたてる。そして、国民議会の解散を要求した王に反発して議場にたてこもった平民議員に対する排除命令を、ついにオスカルは拒否することに。反逆罪で12名の衛兵隊員がつかまるが、近衛隊が排除任務に向かったと聞き、オスカルは議場へと馬を走らせる……。

第35話 オスカル、今、巣離れの時
 近衛隊の突入を防ぐことはできたが、オスカルは謀反人となってしまう。父ジャルジェ将軍はオスカルに剣を向けるが、アントワネットの恩赦でとがめはなかった。しかし、銃殺刑が決まった部下を救うため、オスカルはベルナールに力を借りる。オスカルは市民に負傷者を出さないと約束する。そして、ベルナールの指揮のもと、アベイ牢獄を市民が取り囲み、平民である衛兵隊員を釈放しろと求めた。部下は釈放され、オスカルは民衆の力を目の当たりにするのだった。

第36話 合言葉は〃サヨナラ〃
 胸を患っているオスカルは、急いで肖像画を描かせることに。一方王の軍隊がパリ市民を威圧していた。ベルサイユでも国民議会を支持する動きが見られるが、アントワネットは王政改革に断固、反対する。国家の行く末を案じ、王室と国民の戦いを避けたいオスカルは、軍を撤退するようにアントワネットに直談判に行くが、断られる。二人の道は大きく違ってしまっていたのだ。互いに別れの言葉を口にするふたり。それがオスカルとアントワネットの永遠の別れだった……。

第37話 熱き誓いの夜に
 オスカルは長くて半年の命と診断される。またアンドレの失明も、時間の問題だと判明する。騎馬の軍神マルスのようなオスカルの肖像画が完成するが、アンドレの目はそれを見ることはできない……。そして、衛兵隊に暴徒鎮圧の命が下る。兵舎へ向かう途中、武装した市民に追われ、二人は森へ逃れる。そこでお互いの気持ちを確認しあい、オスカルとアンドレは結ばれる。ともに生き、戦うことを二人は誓うのだった。

第38話 運命の扉の前で
 アンドレと共に革命に参加する決意をしたオスカルは、衛兵隊をやめると宣言する。すると隊員は全員、オスカルの指揮のもと一緒に戦うと言った。そして革命の幕は切って落とされた……。市民は軍服を着た衛兵隊を疑うが、ベルナールのとりなしで信用を得る。オスカルは元衛兵隊を指揮して軍に先制攻撃をしかける。討伐命令の出ているオスカルの隊は、随所で軍に狙われる。そして、退却途中でアンドレが撃たれた!

第39話 あの微笑はもう還らない
 戦いが終わったら、神の前でオスカルを妻にすると誓うつもりだ……アンドレは、微笑みを残して還らぬ人となった。オスカルは絶望の淵に立たされる。だが、7月14日の朝は明けた。バスティーユの大砲が市内に向けられ、市民自らの意志で戦闘は開始された。愛する人を失った悲しみに潰されそうな胸を抱き、力をふり絞ってオスカルはバスティーユ砲撃の指揮をとる。しかし、敵の銃はオスカルに照準を定めた……!

第40話 さようならわが愛しのオスカル
 敵の凶弾に倒れるオスカル。薄れゆく意識のなか、「アデュウ」と小さく別れの言葉を口した。一時間後、バスティーユは白旗を揚げた。その後、民衆により貴族は次々と死刑にされ、王政は廃止。ルイ16世とアントワネットは断頭台の露と消えた。死の直前、アントワネットの身の回りの世話をしていたロザリーは、化粧紙でつくった一輪のばらを託される。オスカルの好きな色に染めて欲しいと……。白い一輪のばらのように気高く生きたオスカルは、愛を誓ったアンドレの隣で、今は静かに眠っている……。


Copyright (C) 2001 TMS ENTERTAINMENT,LTD. All Rights Reserved.