ポリニャック伯夫人

 優しげなたたずまいと美声でアントワネットに取り入り、ベルサイユの住人となる。ロザリーの母を馬車でひき殺し、平然と逃げ帰った貴夫人はこのポリニャックだった。しかもロザリーの産みの母親であることが判明する。アントワネットから巨額の金を引き出させ、娘シャルロットを政略結婚させようとして失った後は、ロザリーを引き取って利用しようとする。
ロザリー・ラ・モリエール

 13話以前も折に触れその生活が描かれていた下町の貧しい娘、ロザリー。母の敵と間違えてオスカルの母を襲い、そのままジャルジェ家の世話になる。姉ジャンヌとは違い貴族の血を引く娘だったが、貴族に対する反感は根強いものがある。オスカルに強く魅かれるようになるが、ジャンヌが事件を起こしたことからオスカルの元を離れる決心をする。
ジャンヌ・バロア

 ロザリーの姉。ある貴族に取り入ってその財産を横取りするまでは13話以前で描かれた。その果てしのない野望でのし上がっていく。やがて法廷で裁かれ投獄されるが、脱獄し、王室の暴露本を執筆する。一匹狼の強さと、世間をもてあそぶ反骨精神に満ちた女ながら、孤独感と悲しさを漂わす一面も。24話で強烈なインパクトを与えて燃え尽きた。
シャルロット

 14話で登場し、19話ではかなく散ったポリニャックの娘。最初はロザリーに嫌がらせをするなど、いかにもわがままな貴族の娘として描かれた。しかし、ロリータ趣味のスケベ中年と結婚させられることになると、わずか11歳の少女には抵抗する術もなかった。彼女の嘆きも、恐怖も、貴族の虚飾の社会に飲み込まれ、押し潰されたシャルロットは自らを破壊していく。
ニコラス

 ジャンヌの夫。粗暴だが気のいいところのある男で、次々と悪事に手を染めていくジャンヌにとまどいながらも、最後まで行動を共にした。ジャンヌを追い詰めたオスカルに手をかけ、逆にジャンヌに刺されてしまう。それでも「いい女だったぜ」と言うニコラス。彼もまた社会からはみ出した男として、ジャンヌの心の内を理解する一人だったのかもしれない。
ローアン大司教

 聖職にありながら女好きで派手好きな俗物。スウェーデンに駐在していた時期にアントワネットの母、マリー・テレーズに嫌われ、フランスに送り返された過去を持つ。当然アントワネットからも嫌われているが、そのアントワネットに恋心を抱いているところをジャンヌにつけ込まれる。ジャンヌと共に法廷に引き出されるが、無罪となった。
ロベスピエール/ベルナール/サン・ジュスト

 主な活躍は25話以降となるが、紹介程度に登場するので押さえておきたい3人。
 ロベスピエールは10話のルイ16世の戴冠式のシーンで法学生として登場していたが、グッと大人の雰囲気をたたえて、貧しき平民の味方として情熱を燃やす弁護士として登場。酒場で出会ったオスカルにジャブを放ったり、ジャンヌの裁判の時は酒場でアジったりしていた。ベルナールはロベスピエールに師事する若き新聞記者で、ロザリーの母の事故現場にも居合わせていた。サン・ジュストはロベスピエールの元で働く法学生で、24話の裁判のシーンで初顔見せ。後に革命を背景に大活躍する3人だ。

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