高校1年生の高井豊は有名な天才少年。今日も全校生徒やマスコミが注目する中、空中浮遊実験に見事成功した。そしてそんな豊を見守っている2歳年上の彼女、安部麻巳子。中学時代からの付き合いなのだが、この麻巳子の存在が豊の悩みのタネなのだった。彼女を「センパイ」と呼ぶ違和感、「生意気だ」とインネンつける上級生の存在……。そんな日々と決裂すべく豊が開発したのは、なんとタイムマシンだった!? 15歳の姿のまま2年前にタイムトリップして、麻巳子と同い年になろうという計画だが、15歳の豊が現れた世界では、13歳の豊が周囲の人の記憶からも完全に消えてしまう。突然現れた豊を麻巳子が好きになるという保証はないのだ。危うい賭けのような話を聞いた麻巳子は、豊の目を盗み、自分が2年後にタイムトリップしてしまう。「まっててね」というひとことを残して……。
 2年間、麻巳子の存在を忘れまいと心に誓う豊。そして時は流れ、豊は無気力な高校3年生になっていた。豊のそばには、豊を「センパイ」と慕う下級生、友里の存在があった……。

 真っ赤なスポーツカーを駆るハードボイルドな男、工藤優作。自称私立探偵のこの男の元に、毎晩7時ちょうどに女からかかる謎の電話……。優作は、暗号めいたこの電話を解読し、女に接触しようと試みるが……。
 地域は新宿、と割り出したものの、具体的な場所になかなかたどり着かない。推理に推理を重ねた優作の答えは、見事に裏切られる。はたして優作は、今夜謎の女に接触することができるのか……!?


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