総作画監督 須藤昌朋

 今年の「14番目の標的」は昨年よりもかなりボリュームアップしていますから、作画スタッフはとにかく大変です。僕は総作画監督という立場で全体を見ているんですが、作画スタッフでは石野くんにメカ関係、糸島くんにエフェクト関係を集中してやってもらっています。この二人の作画監督のおかげで私もずいぶん助かっていますよ。ラストのアクアクリスタルのシーンはもちろん、ヘリコプターのシーンなんかも特に注目して見てほしいですね。

 よく聞かれるんですが、コナンに出てくるキャラクターで、特に思い入れのあるキャラクターはありません。というより、あえて思い入れをしないようにして描いているんですよ。特定のキャラだけを集中して描くと、どうしても他のキャラとのバランスが悪くなってしまうんじゃないかな、と思っているもので。あえて言うなら、そう、熱いハートをクールに描く。こういったところでしょうか(笑)。

 そうそう、映画のポスターなんですが、背景の海にビルが映っている部分があるでしょう。あの部分はCGで作ってセル画と合成したんです。もっとも、せっかく作ったCGもほとんど人物のセル画の後ろに隠れてしまったんでちょっともったいなかったですね。

 最近は忙しくてゆっくり映画を見る暇もないんですが、洋画のアクションものの映画が大好きで、LDをかなり集めています。キアヌ・リーブスの「スピード」とか、環境ビデオなんかもたくさん持っていますね。

 一日中机に向かっているせいか肩がこることもあって、最近は首にハリを打って毎日頑張っています。ただ、コナンの作画監督をするようになって、母親からコナンのセル画がほしいってねだられるようになりまして・・・・・・結構嬉しいんですよ(笑)。

 作画監督 石野聡、糸島雅彦

 「名探偵コナンって、いつまでも新鮮さを失わないのがいいっすね〜。ぜひまた第3弾、第4弾、と劇場版コナンをやりたいっす。あ、それから須藤さんっ! あんまり僕をいじめないでくださいよぉ(笑)」(石野聡・写真左)。

 「今回の映画ではコナンと蘭を水ぜめにするぞ。ぶくぶく。ふっふっふ。お楽しみに。そうそう。みんなもコナンみたいにいろんな角度で物を見るようにするといいんじゃないかなあ。毎日毎日、新しい発見があるかも」(糸島雅彦・写真右)。

 と、須藤さんを支える二人の作画監督が語ってくれた。がっちりとタッグを組んで頼もしいぞ。 


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