監督 こだま兼嗣 

 今回の見どころはまず、原作やTVでは分からなかった毛利小五郎と妃英理が別居した理由が初めて明かされる、ということですね。しかもそれが今回の事件に深く関わっている。また、このことで蘭が小五郎に不信感を持つんです。弁解すればいいのに小五郎も妃も何も言わない。こんな大人の関係もあります。昨年の「〜摩天楼」で小五郎が見せた『娘を思う父』とはまた違ったカッコ良さが出ていると思います。そしてラストシーンの後で、本当の意味で全てが明らかになる…ということで、これ以上は秘密です(笑)。

 一体誰が犯人?というのは皆さん気になるところでしょう。でも常に、事件の流れとか、人の思いとかそういったことを大切にしたいと思ってます。

 敵(犯人)はクールに、追い詰められても泣き叫んだりしない。そんなヤツ程、何を考えてるか分からないから不気味でしょう?敵が強ければ、それだけコナンがカッコ良く、強くなれると思ってるんです。「〜摩天楼」の犯人・森谷も、シナリオの最初の段階では焦ったり、怒鳴ったりしてたんです。それを表情のみの演技に変えて、クールにしていきました。不敵な笑みを浮かべて相手を威嚇する・・・という感じにね。

 犯人の動機も単なる恨みとかではなく、普通の人では推し量れない動機を考えてます。今回もそういう感じです。でもコナンは犯人に同情しないし、涙も流しません。犯罪は犯罪、悪いことは悪いんだ、というのがコナンです。

 さて、今回の「14番目の標的」。去年以上に見ごたえ十分、コナンファンみんなが大満足できるはず。間違いありません!是非、期待して映画館に見に来て下さい!!

 


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